近藤真彦「WINNING」

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ショーケンとTKが昨日テレビで対談してたって言われて、年末だなぁと思った。司会がみのもんたときいて、見なかった理由がわかった。そのうちyoutubeにあがるかしら。

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WINNINGやっと入手。これでRCA時代のマッチのオリジナルアルバムは全部揃った(サントラ、企画盤は除く)。このアルバムはRCA時代の最高作にしてラスト作「Shining」の前の作品、Rising、WINNING、Shiningと続いた進行形シリーズの中間の作品である。この三作の共通項として、アルバム中にシングル楽曲が含まれていない、それだけ歌手がピークにあるときに出されたアルバムだということで出来はいい。たぶんこのレコードにも豪華な写真集が付いていたのだろうが、歌詞カードだけだった(目的は音源なので問題はないが)。それでもこの見開きジャケのシャツめくってへそ見せてる写真だけでもう。なんなの?ってかんじ。マッチのアイドル性ってイモっぽさとかガキっぽさだったと思うんだけどこれら一連のマッチ写真みるとやっぱり、性?性が売り物だったの?って、いや、性が売り物になっちゃ行けない訳じゃないが、つーかこの当時のマッチをあえて性で売ることもなかったんじゃないかって思う。LPレコード買うとこんな大サービスなマッチに会えますよ的な「ねぇねぇ、マッチのアルバムの写真集見た?」「なんか、だっさいひらひらの乳首透けシャツ着たり、波打ち際で縁がめくれて具がもれそうなホットパンツ着て戯れてる奴でしょ?昨日五回もかいちゃったわ!」なんて会話が当時なされていたかはわからないが、それこそ写真集めあてでろくにレコード聞きもしない様なファンが続出なんてことになりかねない事態だと思うのだが。いえいえ、そもそも多少の不健全要素も「アイドルのましてマッチのしていることだから、いやらしいとか言っちゃダメ」とセーブがかかっていたのかしら?アイドルはうんこしないとかいわれてた時代だからな。でいてバッチコーイみたいな相反するネタも漏れ伝わってくるっていったいどういうことなのかわからないが、いつの時代もアイドルは過酷だ。過酷ゆえのアイドルだ。
さて、音源の話に戻るが、このアルバムはshiningほどの完成度も先進性もないが、これまでのマッチアルバムにあった「ガチャガチャした感じ」が一通りの落ち着きを見せて安定感は増した。ミディアム、スローな曲が大半で聞き疲れしない。オーソドックスな、でいてヨコハマ臭あるポップスが聴ける好盤。けっこう人気のある盤なのではないだろうか?なんせ他アルバムにくらべてジャンク頻出度が一番低い盤だし(私の近所比)。
RCA時代のマッチアルバムはShiningが当時CDで少数プレスされた程度でその他は一切未CD化。移籍の権利関係も関係しているのかもしれないが男性アイドルとして一時代を築いた割りには扱いが酷い。といって今CDになっても買う訳じゃないが、男性アイドル復刻の冬時代をマッチ辺りからやんわりと溶かしていって欲しい気もするけど、そもそも男性アイドル復刻に需要がない事実は覆しようがないのか。女ってのは過去の遺産には興味無いんだな。ある意味、リアリストなんだなぁ。男って過去ばかり可愛がっていきテクノにな。