伊達歩をわざわざ伊集院静名義で出し直すあたりに

今、日本のラジオ業界は新宿事務所が回しているのかと思うほどどの放送局でもCM流れてるね。テレビでも流れてるもんね。過払い金返済期間が過ぎた後の揺り返しというか、荒廃が怖い。それこそパチンコと宗教団体だらけになるのでは。

ustにぶっこまれるALSの喚起CMは善意の押し売りというか、逆効果だと思う。

ウィークエンドジュークボックスでマッチの伊達歩（伊集院静）セルフカバーアルバムの特集していたけど、これは、なにかしらのヨイショ企画なのかね？一歌手が一作詞家の全作詞曲を全曲カバーってなかなかないよね。しかも折角の伊達歩を伊集院静名義に変更してまで。お察し。51才のマッチがあの年頃のカラーで作られた曲をキーを下げて歌うわけだけど、そもそも落ち着いて平熱で歌うように作られた曲でもないため、なんともしめやかなさみしい仕上がりではあるよね。マッチって結果的にあまり男の色気とかそういうの滲み出るような感じにもならなかったし、レーサーの肩書きもそれほど生かされなかったし、映画とか役者で台頭できたわけでもないし、なんせ歌手としての成熟が残念な結果というか、当初からそれほどの伸びしろが期待されたわけでもなかっただろうし、結果として「愚か者」のレコ大受賞でいろんな意味でフェードした印象が強いというか、歌手としてはやり切ったと当時のスタッフが思っていたんではないか？と邪推もしたくなるようなきっぱりとしたカットアウトだった気がする（というよりはレーサーに集中したから？それとも明菜？）。あの二枚組のベストできれいに完結してしまった気がしている（アイドルとしては完全に）。90年代に一曲ビッグヒット出てたけど、あれはイレギュラーだと思うし。後の歌手活動がどれも中途半端にしか成らなかったのはマッチの歌手としての素性でもあるだろうし、つぶしのきかなさでもあったのかしらともおもう。アイドルだからそれでいいんだけどね。

しかし、このアルバム、価格設定高すぎだわな。

あとさ、マッチはやたらセルフカバー多いけど、RCAのオリジナル音源は一度全部デジタルで起こしておく義務はあると思うよ。このアルバムもオリジナルとセットで出すのが本筋だと思う。レコードで探せば安いしすぐ聞けはするわけだけど。80年代ジャニーズ音源はCDだとシングルしかリーチ出来ないってのが多すぎる。

http://www.disclegend.com/images/2012/12/07/N/img095.jpg

ライジングのジャケは歴代ジャニーズのジャケットでも上位の半裸よね。
そしてこの頃のマッチは歴代ジャニーズで一番のイモだったと思う。
（でもよっちゃんがいたか…。まさかよっちゃんがマッチのイモを中和してたとか？）
そのイモの後継は藤井フミヤだった気がする。
80年代日本にはイモ顔が愛される土壌がまだあったのよ（あくまで女の子たちが熱狂していたというところが重要）