近藤真彦「Shining」

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新しいレコード針卸した。
マッチのレコードを聞くために!マッチの「Shining」を聞くために!
去年の暮れからRCA時代のマッチのアルバムをさらっていたのだけど(だいたいマッチのアルバムは一枚30~40円くらいで買えるのがいいよね)「Thank 愛 You」「ギンギラギンにさりげなく」「BANZAI」「RISING」と聞いてきてそれほどピンと来るものはなかった。いしだあゆみの「ブルー・ライト・ヨコハマ」のカバーにあきれたり、ヨコハマ臭濃厚な初期マッチサウンドは、千葉から氣志團がフォロアーとして継承していたりするんだなと、氣志團は聞いてるんだなぁ~って思ったり。ロマンポルシェ。もね。そして「WINNING」を飛ばしてたぶんRCA在籍でのラストあたりになるだろうアルバム「Shining」を入手。このアルバムから急に雰囲気変わる。もしかしたらその前の「WINNING」で変わってるのかもしれないけど、とりあえず「RISING」との間には明らかに変化がある。一つはホーンセッション含有率の著しい減少。80年代初頭のアイドル歌謡のホーンセッションって、華やかさでも彩りでもポップさでもファンキーさでもない、「志気を上げる」これ一点だけのためのものでしょ?明菜の「少女A」とか「1/2の神話」のホーンから志気を上げる以外の作用を探すのむずかしいじゃん。ある意味生命線だったよね。マッチがジャニーさんに「もっとロックっぽいのやりたいよ~ホーンやだよ~ホーンへらしてよ~」って掛け合ったかはわからないがそのおかげてこのアルバムから音も引き締まってボーカルも下手なままアホさを引き締めることに成功している。実際それほど完成度の高いものではないのだけれど、このアルバムはいい。なんか聞ける。「WINNING」聞いてないからあれだけど、RCA時代の最高傑作なのではないかね。今まで買ったマッチのアルバムは聞き込んだ形跡が皆無だったけど、このアルバムは少しあったし。船山基紀によるC-C-Bのプロトタイプ的なテクノ歌謡もあるし。あと、マッチのアルバムのお決まりとして、恥ずかしいピンナップ写真集が必ず付いているのだが、そういう意味では「RISING」が買いかもね。