大徳寺昭輝「天国へ続く道」

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5~6年前に中古で買った。参加ミュージシャンを見ると、細野さん、大貫妙子忌野清志郎高野寛とたいそう豪華。たぶんそれに惹かれて買ったんだと思う。一度聞いてそのままにしていた。なんか出てきたので聞いてみた。唱歌、かな。声楽というほどたいそうなものでもなく、どちらかというと今で言う「癒し」系とでもいうのか、それとも「スピリチュアル」ってやつだろうか。ネットで検索したら、この方どうも宗教関連の本(後々にそういう展開していっただけかもしれないけど)を多数出版されているご様子。このアルバムが94年くらいだから、もしかしたらあの江原なんちゃらより先にスピリチュアルの先駆けしていたのかもしれん。体格もちょっとそんな感じだし、この写真がざっと十数年前ってことはこれ以下にサイズダウンということはまずないだろう。で、このアルバムがセカンドのようだけど、それ以降のリリースはないのか、そもそもこの人が音楽活動していた形跡というのがネット上で全く掴めなかった。ライナーで湯川れい子が大絶賛しているというわりに、豪華ミュージシャン参加しているのに、東芝からリリースされているというのに、全く形跡無し。これは売れなかったというよりはそれほど音楽に本腰入れていなかった、積極的な活動をしていなかった、または聞いてくれる人だけに作ったみたいなものだったのだろうか?よっくわかりませ~ん。出来としては今の団塊世代引退に伴う歌声喫茶的な流行りとか、声楽の人が童謡とか唱歌うたうみたいな流れが脈々と隆盛してきている現在聞くと「あぁ~あの流れか」と思うだろうけど、このCDは94年っつうそういうの全然無い頃に出されたCDだから、そりゃ売れんだろう。単純に聞いた具合ではそれほど宗教臭さはなく、ピュアリーで包容力ある感じこそすれそういうきな臭い感じは無かった。あ、ラストの細野さんアレンジの曲はもろですけど。ライナーなんかももろですけど。なんつーか、共産党にやたらむっちりしたおっちゃんが多いの如く、世のむっちり勢の幾ばくかはこういう場所で地味にリーダーシップを発揮したりして(それでいて大衆的にはあまり認知されず)細々と身体はムチムチとしながらがんばって居るんだろうか、なんてちょっと考えてみたりしました。