死滅回遊魚

Macpro2008の動作が年明けくらいから重々になってきて、いよいよヤバイ重さになったので、たぶんメモリか、OSのヴァージョンにCPUが追いつかないからだとばかり思っていたのだけど、起動ディスクの空きが少ないことに気がつき、大きく空けたら動作戻った。それでも10Gは空きがあったのに。今は100G以上空けてみた。HDD側に一時的に保存する仮想メモリみたいなの有るのかなぁ。OSXになってからそういうのぜんぜん気にしてなかったけど。メモリは10Gのうち2Gが死んで今は8Gで運用してる。考えてみたら9年前のPCが現役って、PCの進化も緩やかになったものだわ。



子供の頃、伊豆あたりの港際で鮮やかな小魚を釣ったことがあり、その時誰が言ったか
「これは熱帯魚だよ」
と教わった。
海なのに熱帯魚とはこれいかに、たぶんこの人は鮮やかな魚故に勘違いしてこんなことを言っているのだろう。たぶん、この魚はブダイやクマノミの一種なんだろうと勝手に思いこんで熱帯魚だなんて全く信じていなかったのだけど。




間違っていたのは私でした。ごめんなさい。教えてくれた人さえもう思い出せないの。(親ではない)

しかし、死滅回遊魚って素敵すぎるネーミングだわ。




坂本龍一のニューアルバム聞いている。
最初の曲の雰囲気が「sweet revenge」の後半の昼と夕方の中間みたいなチルアウト感のある曲で懐かしい。ナンノの「秋のindication」でもある。
あとは中谷美紀の3rd「私生活」の中のインストみたいな曲が並んでいる。
前宣伝で「音楽図鑑の再来」とかいってぜんぜんそうじゃなかった前作よりは良作。
しっかし、これって細野さんが二十年前にやりつくして卒業したような音楽のを今更かよとか思うけど、基本派手派手な教授(ビートルズでいえばポールじゃない?)がこんな心境になるのは大病とかそういうの経た故なのかしらね。細野さんがやってた臨死体験的な音楽よりも、実際に教授は身をもって体験しただけあって、細野さんより説得力を伴っている感じする。細野さんのアプローチが常に現実的なのに対して、教授のこれは多分にメランコリーであり、情念が介入している。一曲目は葬列とか走馬燈のようなとても映画的な曲に思える。三途の川原をぷらついているような「walker」とか。ただ、一曲一曲の曲の流れに一貫性や繋がりは希薄でいきなりガチャガチャした曲が挿入されたり、一筋縄で親切な内容でなはなく、その辺の狙いはどうなのか微妙な感じする。どの曲も展開とか盛り上がりとかは別段必要ないのだけど、ただ短すぎる感じがする。それならばいちいち通しで聞いたりせず好きな曲をピックアップしてリピートで聴き続けるような聴き方がベストなのかもしれない。
後半fullmoon以降は前衛度が増してより死生観が増します。終盤にデビシルの朗読あり。