佐良直美「三角屋根の出窓から」

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まず、ボスに小椋佳を歌わせて勝算があると考えた理由が分からない。
あと、あの頃の小椋佳の音がなんでああ引き締まっていたかっていうと、星勝のアレンジによるところが大きかったわけで星勝のアレンジがあってこそ「めまい」はプログレになったし、シュールになったわけで、ただなんの作意もなくアレンジしてもそんな面白い物には成らないとあらためて思えた。ボスも後期はいろいろ迷走してた感じだからこういうチャレンジというか、気持ちとして落ち着きたかったってのもあったのかもしれませんね。そんな感じがジャケット写真からも伺えます。でも、有り物に飛びつくからにはなにかしらの勝算は準備しておいて欲しかったよね。聞き所はなぜかさだまさし風の「嬉し泣き」あたりか。
1978年作。