男子の呪文

ここ数日の冷え込みでセミの声は聞こえなくなった。
今週末に少し晴れて、以降はもっと冷え込むらしいから今週末の晴れ間が相模原近辺のセミの聞き納めになるだろう。
うちのコオロギは台所でずっと飼育していたがここ数日の冷え込みで鳴く回数が更に激減したので部屋の中のバッテリー上など熱を発する機械の上に移動させたら昨晩は眠れないくらい鳴いたけど、今はまた控えめな感じに戻った。最初に死んだコオロギがあまりにも早かったので、たぶんうちの環境はコオロギに適さないだろうな、と期待していなかったが、残った二匹はけっこう順調、というか、オカメコオロギは去年でもこの時期には死んでいるものが多数だったのでけっこう健闘している。だが週末は空けることも多いのでその間にぽっくり死んでいるなんて事もあるだろう。たいして世話をしているわけではないが、要は餌なんかよりも住環境、その部屋の中で人間が薄着で過ごせる様な環境を保持していればけっこう彼らはやっていける。そういう部分で留守中は部屋の換気もない澱んだ中でやってかなきゃいけないわけでそういうのが一番堪えるんじゃないかと思っている。
だが更に逆を考えると彼らにとって快適な環境=鳴いて体力を消耗→寿命が縮まるなんてことも考えている。あまり体力を消耗しないような適度な温度でセーブしながら温存していく。これまでの環境でもあまり鳴かないでいたことが意外と温存に関与していたのかもしれない。