幻の男子たち

結局、相模原でのセミの声の最後(わたし比)は十月半ばだったな。十月半ばまではそこそこ聞けていたのだけどそれ以降の雨、冷え込みで一気に昇天したようでその後の晴れた日にもセミの声を聞くことは出来なかった。そういう晴れた日にくまなくポイントを巡れていたわけでもないので厳密には当然わからないが(別の時間に鳴いていると言うことも当然あるだろう)その前後には昇天してしまったと考えた方が無難だろう。現在はもはや残っているものはまずいないだろう。

うちのコオロギは相変わらず二匹をキープしている。でも、このコオロギは去年のコオロギとは基本条件がまずちがっている。このコオロギは八月の時点で成虫で捕獲されたコオロギで去年のように十月の時点で成虫に羽化した幼虫で捕獲したコオロギではないのだ。しかも、去年のコオロギは成虫で捕獲したものは9~10月の段階でほぼ昇天した。去年ならとっくに昇天していてもおかしくないコオロギなのだ。意外にも今年の飼育条件は間違いではなかった様だ。サイコロは振ってみるまでわからないものだがいやはやこういう結果になるとは思わなかった。でも鳴く回数は確実に減ってきているし、エンマコオロギは鳴き声も劣化著しい。たぶんこのまま行っても今月半ばが峠なのではと思っている。

そういうわたしも早くも相模原から移転する話がでているのですよ。どうしましょう。
相模原邸ひと目みときたいと言う人は今月が見納め。かもよ。