男子たちはきっと

今年のコオロギは一匹は飼いだして二週間ほどで死んでしまったが、あと二匹はなんとか生きている。エンマコオロギ一匹とオカメコオロギ一匹。当初、オカメ一匹を別容器、エンマともう一匹のオカメは同じ水槽で飼っていた。別の種類のコオロギ同士ならケンカしないだろうと思ったからだ。だがどうもダメだった。エンマコオロギはそれほど闘争心を燃やさないもののオカメ側が勝手にヒートしてしまい、当初それは元気がいいからと思っていた。でもこのヒート状態が長く続くのはコオロギにとってとてもストレスがたまるようで気が付けばコテンと逝ってしまった。なるほど、たとえ種類が違っても男の子同士を狭い中に入れておくのはよくないのね。今年のコオロギは九月ごろにたっぷり餌をあげすぎたせいかでっぷり太ってしまった。今ダイエット中で餌をやる頻度を減らしているけれどもぜんぜん痩せてこない。たぶんあまり長生きしないだろう。スタートを間違えた。コオロギはあまり餌をやらない方が長生きするとデータがでているそうだから。その腹が満たされたコオロギはあまり鳴いてもくれない。いいとこなしである。