セルジュ・ゲンスブール「メロディ・ネルソンの物語」

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71年作。全7曲で30分にも満たない内容ながら内容は濃いい。ジャケットの愛らしい印象とは違い、冒頭から飛び出す音は無骨な「ロック」。かっこいいなぁ。冒頭とラストに七分越えの大作が控えており、その二曲がディープでやたらかっこいいでやんす。ゲンスブールは相変わらず語りまくります。やっぱりゲンスブールって、一つ超越しているよな。ポップミュージックってフィールドにいるのは確かなんだけど、何かを目指しているというよりは、勝手に溢れだしているってかんじなのよ。こんな勝手気ままにしているのに、ポップミュージックとしての範疇からぶれないっていうのは超越故としか思えない。自由なのにへんてこりんにならないって凄いですよやっぱり。このアルバム、今まで聞いてきたゲンスブールのアルバムで一番良かったかもしれない。買い直そうかな。