丹羽応樹「レディース・ホテル」

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応樹(まさき)だけど女性。アルバムタイトルが「レディース・ホテル」。数年前、宿泊拒否で大問題になったホテルがあったが、あれもレディースなんちゃらとかいってたような。なんだかんだ濃厚な姉臭気を感じて買ってみた。3枚500円の一枚。帯にドラマ主題歌云々と書いてあったり、なかにし礼なんかも書き下ろしているところを見るとそこそこメジャーな立ち位置に居た人なのかもしれないけれど、全く知らん。この人は作詞はしないが作曲、編曲は全部自分でこなすという、ちょっと変わったミュージシャンに近いSSWみたいだ。曲は癖が無く、唄も癖が無く、単純に言うと、中東への憧憬を捨てた久保田早紀のような感じ。リリースが79年だからこのタイプの女性SSW乱立の頃だけど、そんな中でも癖が無く、どちらかといえばシティポップより(当時だとニューミュージックっていうのか?)のサウンドだ。やや湿っぽさげなジャケ写だけど、中身は印象違う。私が期待した姉臭気は皆無であった。このタイトルからこのサウンドは場違いすぎるな。ポップスとしては純度の高いアルバムだと思うけど、今の私には物足りないというか、期待が大きすぎたのかも。