浜口庫之助「歌えば天国」「ぼくだって歌いたい」

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最近の新しい厭世方法として、状況を夢と思いこむというのがあります。悪しきな場面に出くわした時に「これは夢だな、夢に違いない、きっと夢、つーか人生そのものがつかの間の夢みたいなもんじゃない?なんだ、夢だったわ。夢。夢。これ、全部夢。うつつ?しらね~。ビバ夢!あーうつろだわ~うつろ。世界が霞んで見えますわ。ところであんたたち誰よ?」みたいな状態になります。これは一種のハイ状態にも近い効果をもたらし、しばし笑みがこぼれてしまいます。ニコニコです。ニコニコキチガイ、約してニコキチです。でもその背景にはこんな殺伐とした現実逃避が潜んで居るんですよ。
そんなニコキチな私が個人的な幸せとして愛用しているのが、音楽なわけですけれども、NO LIFE, NO MUSICが洒落にならない次元で成立している人生なのですけれど、要はツンボになったら即自殺な人生なわけですよね、そうなんですけど、そんなニコキチ・マストバイな音盤がまた一つ増えました。ハマクラこと浜口庫之助のレコードがCD復刻されました。ジャケットを見ただけで欲しくなるし、曲目をみただけで聞きたくなる、聞いていない状態でこんなにウキウキさせられるCDってそうはないですね。で、実際に聞いてみても全く裏切られることなくステキな音楽が溢れ出しますもん。こんなステキな音楽いままで埋もれさせていたなんて罰が当たりますね。ここで出会えてほんとに幸せですよ。これは夢ではありませんよ。うつつですよ。何のために音楽を聞くんですかって、結局こういう事のためですよ。ね、みなさま。