あの世で解決!

「愛旅立ち」と「波の数だけ抱きしめて」立て続けに見ちゃったよ。
「愛旅立ち」ってあの世への旅立ちだったのね。
明菜が病弱で死ぬらしいのはなんとなくわかってたけど、あんなオカルト映画だったなんて。
ダブルキャストで話題になった割に内容までは評判にならなかった理由がわかった。
だって、明菜ちゃんが耳なし法一と原宿にタケノコ族見に行ったり、サファリパーク行ったりするのよ。
耳なし法一とよ。あの、怪談の。愛するひと(マッチ)を探しに。
そもそも出だしからスピリチュアルな、銀河をバックに聖母と赤子がなにやら語らったり、ホームレスで丹波哲郎出てきたり危険要素が多い。
で、一番最初に死ぬのが彼。
タケシ(松本誠一)もせっかく体はって死んだのに、のちに明菜ちゃんが天に召されようってときには出てこないし、無駄死によね。仮にもマッチの親友役なのに。デブは損ね。
でも、80年代映画あたりまでは脇役のデブキャストがまだ健在だったんだな。いや、もしかしてこれさえも当時錯誤的キャスティングだったのかもしれん。こういう映画での判断は禁物!
死体の明菜を動物実験棟に運び、人工呼吸で蘇生を試みるところなんて、いろいろ大変よ。
マッチがどんどん上脱いで半裸になるし、屍姦寸前。途中で大地震おきて実験棟崩壊するし。
その間に明菜様は三途の川あたりびゅんびゅん飛んでるしね。
最後もなんか変で、その半年後って設定なんだけど、出だし明菜普通に元気なのよ。走ったりするの。
島の保養所で洗濯とか子供の世話とかしてんの。これは治ったのかな?って思うよね?
でも結局死ぬの。その時マッチは明菜の死に争わず全部受け入れて明菜を旅立たすの(あの世に)。
この冷静な心の変化って何?この女、めんどくさいって悟ったの?そういうことでいいの?
それとも女を忘れろ的な?そういう?ジャニーズ的情操教育の一環?
オカルト度ではねらわれた学園、テラ戦士Ψボーイに並ぶ珍作でしたわ。しかも宗教じみてて地味!
これは流行らないわ。しかも2時間7分もあるのよ!こんなの1時間でも長いくらいよ!

本編あった。

波の数だけ抱きしめては、バブルって罪だわ~って思いました!
悠長だよね~。FM局ですって!湘南で!
でもさ、劇中の挿入歌はユーミンなのにFMでかける音楽が洋楽でユーミンじゃないってそれはそれで失礼なんじゃない?わたしたち洋楽とかかけてるけど、気持ちはいつでもユーミンなんですってこと?
都合いいわね。