丹波哲郎三周忌オールナイト

久し振りに池袋文芸座オールナイト見てきた。入ったのが十時半過ぎだったので、トークショーの大半は終わっていた。長門浩之と三池崇史監督が来ていて、その聞き手がダーティ工藤監督だった(ダーティさんは晩年の丹波さんのインタビューとか本の出版など精力的にこなしていた。今回の企画にも関わっていたのだろう)。ダーティさん男前だにゃ~と思うつかの間トークショーは終了。もっと早く行くんだったよ。

「豚と軍艦」
若い加藤武とか小沢昭一が出ている。長門浩之のちゃらい演技と吉村実子の湿っぽくない健気不幸が光るいい映画だった。

丹波哲郎大霊界~死んだらどうなる」
死んだら神様富三郎が長ぜりふでお出迎えしてくれるなんて、死ぬのもまんざらじゃないかしら?と思える、ただそれだけの映画。千葉新一、野際陽子渡瀬恒彦が神様役でそれぞれ1カット(二秒)ほど登場(セリフなし)。基本、丹波哲郎の息子プロモ映画。

カタクリ家の幸福」
相撲デブ(たぶん、アミノサプリの赤レンジャー)の腹上死が見られる映画。三池監督(妖怪大戦争とか)なのでそこそこ有名なのでは。

丹波哲郎大霊界2~死んだらおどろいた!!」
佐藤我次郎、丹古母鬼馬二、粟津號の囚人三人衆が見られる、ただそれだけの映画。囚人バスのカーチェイスでこのまま崖に落ちてあの世で面白い裁きでもあるのかしら?とか思ったけど、囚人バスは交差点に突っ込むだけで誰も死なず、それっきりだった。ちなみにこの三人が出てくるのは30秒くらい、セリフは號氏がひとことだけ。それ以降は深い眠りにつき記憶なし。

霊界映画は石井輝男氏の「地獄」に敵うものなしと思った。