お肉のこと

学校のあん摩の先生はかつて淀川の母こと淀川長治家元の出張あん摩をしていたそうだ。というのも晩年、消化器系の疾患を患った家元の予後のお通じが大変芳しくなかったそうで腹部のあん摩をして排便を促すという大変素敵な役回りを承ったということらしい。家元の身の回りには常におすぎとピーコがおり、特におすぎは付きっきりで家元の最後まで看取ってその場を取り仕切っていたそうだ。へぇ、いいなぁ。私も家元に一度会いたかったなぁ~なんて呑気に思っていたのもつかの間、先生はこんな事を言う。

「淀川さんの近くにはいつも若いジャニーズ系の男の子が数名おり、私が施術中もじーっと見入っていた。彼らは「わたしらの淀川さんを!」って目線で私を見ていた」

ちょっと待って!大きなはてなが出ましたよ!
若いジャニーズ系って何よ。
家元といえば、ぶっちぎりのお肉系男子愛好家ではないですか!
ジャニーズ系の美男子をはべらせるなんて、ありえない!
これはおすぎの布陣?いえいえ、おすぎはかつて
「母はトークショーなどでもスタッフに太った男子をひとりでも配すだけでとってもご機嫌になるのよ」と語っていた。おすぎが家元に美男子を手向けるなんてありえん。
ってことは、先生が話をマイルドにするために細工をしたのかな?むくつけきお肉男子がひしめき合って先生の手技に注目なんてイヤなトラウマを払拭してしまったのかしら?そういうことでいいのかしら?そうね、生徒に語るには少々生々しいものね。むくつけきお肉男子が老人を取り囲む光景なんて。それとも、家元が元気になりすぎないためにあえてお肉系を除外していたのかしらん?だけど、絶対いたはず!占野しげるみたいのが確実に居たはず!(占野しげるは晴郎ちゃんファミリー)。
ちなみにこの先生、今は大変スリムでありますが、若い頃は30キロ増しだったとか仰っていたのを聞いたことがあるのでそういうことなのかもね。