明暗

正月早々にジャニー喜多川の対談があるってんでなにか面白い発言あるかしらとチェックしてみたが聞き手が蜷川幸雄だし芝居方面の話題が多くおいそれとトンデモな方向に向かうこともなくジャニーさんのやんわりとした半生記に終始しました。マンネリとも保守的とも思われるジャニーズが栄光を維持出来る理由とかもっと垣間見れたら良かったのに。それにしても好きなことやって生きてるってだけで83歳でもこんなにアクティブなのだから凄いわ。当然だけど私には無理だわ。
ジャニーさんの「坊主が大好きで坊主が最高の髪型。長髪は嫌い」「長身はダメ、小柄がいい」発言頂きました。
そういえば、いいともが終わる時におすぎが興味深い発言をしていたんだけど、自分がいいともを降ろされたのはギャラの問題だったのだけど、それはギャラを釣り上げたとかではなくって、スマップのメンバーがみんなノーギャラで出演していたのでギャラが発生している出演者側が自然に降ろされたのだと。これって凄い話だし、他の番組でも同じ手法を多様されたら他の出演者入り込む余地ないよね。なんとなくジャニーズの媒体介入の仕組みってものが伺い知れる話だった。小さい仕事を地道に無償かそれに近い対価でこなして結果として大局を掴むというか。V6の紅白出場とかごり押し感なく出来てしまうのも納得。この方法論が確立する前に一番割を食ってしまったのがkinki kids

去年の紅白の明菜に触れないわけにはいかないわけなんですけれども、なんというか、こんなにもわかりやすく人生の明暗を年末の高視聴率番組で生で全国に提示されるとかちょっとした公開処刑にさえ見えました。聖子はおおとりに加え、娘も今回は納得の出場。かたや明菜は海外の薄暗いスタジオから負のオーラ全開でボソボゾ歌うだけ。去年のベスト盤売れ行き好調とか復帰待望機運まで帳消しになったんじゃないかと思えるようなパフォーマンスでした。やっぱり明菜はガチ。最高。

中島みゆきははたしてあの見せ方がベストなものなのかは判断難しい。
やたらドラマと被せる演出、朝ドラ見てないだけにきつかった。

ひろ子先生はピアノに正隆を招致したり演奏は万全(オリジナル重視なアレンジ)でしたが、当の本人の歌唱が追いついていかなかった。

美輪先生は見事紅白に黄泉の世界を降臨させもう拝むような気持ち。

聖子は唱法がさとう宗幸とか堀内孝雄とかそういう次元に入ってきたんだなと残念に思った。

去年の紅白、どことなく白けてたのは吉高由里子があの場に於いてもどこか無関心というか他人事のように存在していたからかな。一昨年の綾瀬はるかは良くも悪くも常に中心に居た気がする。

そして冒頭の黒柳徹子の「紅白って何なんでしょうね?」というテーゼが全てでもあった。

去年は椎名林檎プロデュースの新曲があったにも関わらず「天城越え」を歌った石川さゆり。察します。天城越えはカラオケチャートの上位に未だ居るので現役のヒット曲だと捉える向きもあるそうですがね。どうなんでしょうね。それを言い出したらきりないですけどね。

大瀧追悼枠は無し。一昨年では急過ぎたし、去年では経ちすぎたと。

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