松本伊代「センチメンタル I・Y・O」

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デビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」収録のたぶん、ファーストアルバム。このアルバム、凄くのどか。冒頭からフォーキーでカントリーというか、ゆったりしてる。なんというか、アイドルもののファーストの印象を逸走するような、不思議なゆったり感。元気過ぎず、初々しすぎず、なんだかずっとこうしてあったかのような平然とした感じ。デビュー当時から作家群は鉄壁だった松本さんなんですが、容姿、声ともに個性的な上に、楽曲も相当に個性的というか、このゆったり感は逆にポップスの普遍性みたいなものにさえ続いてしまうような、そう、オーソドックスなポップスなのだ。アイドル歌謡以前に。なんだか、松本伊代のアルバムでこんなサウンドに出会えるなんて凄く意外な感じがした。初期のオリビアニュートンジョンとか、そっちに通じるアルバム。このジャケットからはこの音は連想できないよなぁ。

でも、このサウンド、当時は相当にダサかったのでは?と逆に心配になりますね。