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マイコーのニューアルバム、20年前に出てたら最高だったのにね。
マイコーのポップスのすごく素直な部分が屈託無く出ている。
どちらかというとジャクソンズの後期のアルバムに近い。
これは単に未発表曲をそのまま出したというよりは今風に相当ブラッシュアップはしているけど、
それも、いい具合なんだよな。
わかってるよな。
マイコーが存命していたらまず出てこない、でも、リスナーが求めているイメージのマイケルって
これだよな。
はっきしいって先進性も刺激も、そういうのとは無縁のマイケルなんだけど、
マイケルがもしマスターピースを打ち出すとしたらこれだよな。
ほんとにすげーわかりやすいマイケル。かつ、やりすぎてない。
マイケルが不在だからこそ公にできるマイケル。
かつ、ここ数作のCDサイズゆえ駄曲までもが入ってしまうボリュームを棄て、
あくまで「10曲」というレコードサイズの構成。手堅い。ケチじゃない。無駄がないだけ。
Behind the mask」のマイコーバージョンが初お目見えなんだけど、
これもアレンジは当時のとは違うようだ。あれはスリラーの頃の話だから。
この音はデンジャラスとかそのあたりのマイコーの雰囲気だし。
それにしても皮肉な話だ。