物は壊れる、人は死ぬ 三つ数えて、眼をつぶれ
西村賢太さんが、タクシーで意識を失って搬送先の病院で亡くなったと聞いた。
そう聞くとナンシー関を思い出さないわけにいかない。
ナンシー関もタクシーで体調を崩して搬送先の病院で亡くなった。
ところでナンシー関をやたら「孤独死」と吹聴してる輩が居るんだけど、香山リカなんだけど、ナンシー関が孤独死ならば西村賢太も孤独死になるんでしょうかね?
どう考えても普通に病院に運ばれて亡くなった人を孤独死の範疇に入れるなんておかしいと思うし、間違ったイメージ植え付けるの止めていただきたいと思う。それに私生活でも妹さんと暮らしていたみたいだし、どう考えれば孤独死になるのかほんと理解に苦しみます。
こちら見るとナンシーさんの生前の生活ぶりがよく分かります。
番組内でリリーフランキーも言っていますが、
「暗い部屋で一日何時間も人と会わずに消しゴムを掘っているというイメージで亡くなった後紹介されがち、特に合ったこともない人たちがそういう風にしたがる」
って言ってますけど、そういうことだよね。
ナンシー関も今年で亡くなって20年ですって。
ナンシー関不在でもう20年も過ぎたんだな。
あれから楽しみの選択肢が一つ減り、それが満たされる事はついぞ無かったな。
何故かナンシーの訃報を知った時のことを未だに良く憶えている。
会社で掛かっているラジオかYahoo!の速報が先だったか、昼下がりの職場で「ナンシー関急逝」って出て「ナンシー関が亡くなったって!」ってまわりの同僚に言いまくったんだけどみんなきょとんで、要はサブカルクソ野郎は職場に私だけだったって事実がこんな場面で証明されるというね。
なんというか、年取れば取る分楽しい事って増えていくのかなって漠然と思っていたけど、逆ですね。減っていくばかり。50を目前にして狼狽えるっていうか、畳み方の方ばかりに気が行ってしまいますよ。断捨離とか凄く嫌いなんだけど、せざるを得ないんでしょうね。この先。