長谷川きよし「街角」

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ユニオンで三枚500円で購入。そうなんです。ぶっちゃけ、帯とか汚れなんてどうでもよくって、出来れば全てのレコードはバーゲンで購入したい。そんなふうにおもう私なのですが、見つけようと思ってもあまりみかけないこのアルバムがバーゲンコーナーにぶっ込まれていたので迷わず購入。たぶん、バーゲンでなくても買っていたでしょう。同時購入はイルカのセカンドと、Mio fou鈴木博文氏のユニット)。
で、このアルバム、荒井由実の「旅立つ秋」という、実に渋いラインをカバーしています。確か長谷川きよしは同じ荒井由実の「ひこうき雲」もカバーしていますが、どちらもいい出来です。バンド編成の曲はティンパンアレイ陣営がバックを務めていて、ベースは細野さんだったりします。基本的に時代に流されることなく堅実な音楽性は初期から全くぶれることなく、そういう意味では色あせることのない音楽だと思います。枯れた曲の中にいきなりラテンフレーバー爆発の曲が入っていたりするのは微笑ましいですが。「巡礼者」はめちゃくちゃかっちょいいな。このアルバムは作詞は全曲本人以外、作曲は十曲中八曲。そういう意味で、自分のミュージシャンとしての立ち位置を明確にしたアルバムでもあったようだ。