コクワ

何年か前に野山でマタタビの小枝を契ってきてマタタビかどうか定かじゃなかったので街の猫で反応を実験したらちゃんと酔っ払ったのでビンゴだったことがあった。そのくらいマタタビの木はあればすぐに見分けが付くくらい分かりやすいんだけど、平地にはほとんど生息しておらず、そこそこ山の奥に行かないと自生していない。仕事で彷徨うあたりにもこの季節になって白み出すマタタビの木が自生するポイントをいくつか見つけたので、挿し木でもして栽培してみようかしら?といろいろ調べてみた。まず、平地にほとんど自生していないので平地の環境では育たないのかな?と思ったが、木自体はとても丈夫なようで、環境は選ばないらしい。誤解していたのはマタタビは蔓性の植物で種類としてはキウイフルーツに近い品種らしいということだ。てっきり一本の独立した樹木だと思っていたのだけど、実は他の木に絡みつく形で伸び生い茂る、藤みたいな感じの植物なのだった。見た感じ、ツルが伸びているようには見えないんだけどね。それ故に樹木に絡み枯らすので嫌がられ処分されていた過去もあるそうだ。そしてマタタビの種類の中にはサルナシという果実を付ける物もあってこれはキウイフルーツを緑につるつるに小型化したような果実で味もキウイフルーツに激似ということだ。雌雄別株の種と雌雄混合株が存在していて、雌雄別株の場合はそれぞれの木がないと果実が成らず、雌雄混合株では一本で果実が実るとのこと。平地にマタタビの自生が少ない考察としてなるほどと思ったのが、猫が荒らして枯らしてしまうからというもの。実際、庭に植えたら猫が荒らしたという書き込みは多い。仮に庭の空きスペースにマタタビを植えたら近所のノラが集って大変なことになるかも知れないと考えると、ちょっと容易じゃないなと思い始めたりもしたけど、そもそも根付いて其処まで育つかもわからんし猫が来たら来たで待避も出来よう。とりあえずは小枝を刈ってきて根付くかだ。





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