葡萄

サザンのニューアルバム出たね。
ぶっちゃけサザンのアルバムでちゃんと聞き込んだアルバムって「kamakura」が最後だったりするのでCD時代になってからのサザンって、なんかね、馴染めなかったのよね。
音が劇的に悪くなったじゃない?サザン。「kamakura」までは良かったんだけど、小林武史が関わったあたりからなのかな。急に音に遊びが無くなったというか、統制が効き過ぎているというか、でいて、なんか宅録っぽい安さもあってなんかもうちぐはぐーって感じで好きになれなかった。金掛かっているのかいないのかよくわからん音。
先週末のヒゲとノブ子でサザンのニューアルバム特集してたのでだいたいのトラックをフルコーラスじゃないけど放送していたので聞きましたよ。
ホーンの音をキーボードで出すとかほんと安いよね。それなら電子音でいいのに。
生楽器音をキーボードで出すとかそういうセンスがもう頂けない。
リズム系も打ち込みなのか生なのかよくわからんくらい遊びがなく統制されまくっている。整いすぎて不自然。音の傾向は変わらないね。陽気で派手なんだけど心が弾まない音なんだよね。私的には。
たぶん、このアルバムはサザンのフルアルバムでは最後というか、まっとうな体裁のアルバムとしてはラストになるようなならないような予感はある。作風はとても若々しいというか、ちょっと痛ましいくらいに若さを意識した「枯れ」を全く感じさせない内容だけど、その若ささえ、現代の若者のそれと乖離しまくっているし、なんというか、わざわざこんな若々しく作る必要性あったのかしら?それがポップソングの宿命なら痛ましいなぁって素直に思った。
曲そのものはそんなに悪いとは思わなかった。アレンジというか、音の仕立てだよね問題は。バンドサウンドって風情を全く感じないんだよね。今のサザンは。既に人工培養的な段階にいるような気さえする。たぶん私の耳が狂っているんだろうけど。




葡萄
サザンオールス...
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