禁区

明菜の紅白舞台裏特番見た。
そういえば、あまり気にしていなかったんだけど、去年の紅白で出場回数「8」と表記されて、一応カウントされたっぽいんだわ。サプライズ枠なのに。
でもそんなことが全部どーでもよくなるくらい、ずいぶんと前からいろいろなことが進行していて、全て折り込み済みだったんだなーって思いました。
明菜は拍子抜けするくらい普通に元気に見えて、紅白の歌唱がやや病的に見えたのはブランクゆえの緊張からというのがあったのだろう。それ以外はちょっと変わった年増の神経質なお金のかかるお姉さんという感じで至って普通。病気の後遺症とかは感じないし、休業直前の痩せすぎてた頃に比べればいくぶん健康的にさえ見える。パフォーマンスもそれほど落ちては居ないと思う(休業前でだいぶ落ちていたのでそれからは変化していない感じ)。
中継も建前では「レコーディングの合間をぬって」って話だったけど、舞台裏見たら、合間どころか、中継の為だけのためにスタジオ借りているような、実際、大晦日のあんな時間にレコーディングわざわざしないよなとは思うが、それだけの下準備というかお膳立てあっての出演だったというのが露骨に分かってしまう詰めの甘さ。だって、放送一時間半前にスタジオ入りして、放送終わったらおつかれさまーってかんじなんですもん。
別にそういうことはいいんだよね。そんなこといちいち疑問に思っていたらテレビなんて普通に見られないし。でも、あまりにも身に余る待遇というか、明菜のインタビュー中の話を聞いていると頭がくらくらするくらい、所謂「バブル期の感覚での音楽制作」を明菜が未だに継続して実行しているんだなというのが節々に感じられてしまい、大丈夫なんだろうか?と心配になってしまった。明菜のアーティスト的、プロデュース的なこだわりが総じて莫大な制作費に繋がっているようで。特に衣装関係。そしてそのあまりにものめり込んだ話し込みっぷりに、私個人としてはですよ、明菜に自身の総合的なプロデュースを全て任してしまう事への限界は感じまくった。

そしてこだわり抜いた挙げ句に仕上がったジャケットがコレとかつぎ込まれた衣装代等々がこのジャケのどこに反映されているとかとおもうと、ちょっと眩暈が…。


この番組自体もかなりお金のかかった作りで、カバー2曲(「スタンダードナンバー」と「長い間」)のスタジオロケーションも相当凝っていた。
明菜が仮に箱庭的な歌手になっていくならそれはそれでいいと思っているのだけど、これだけのお膳立てが毎度のように必要になってくるとすると媒体側が容易に明菜には手が出せなくなってくるような、活躍の幅が狭まっていくのではないかとちょい心配。今はバブルじゃないからね。先のことはとりあえずどうでもいいか。今の追い風の好機が来ただけでも明菜はついてるんだと思えば。

あと、「長い間」はよくみると口パクのようでしたねぇ。そうですかぁ。口パクですかぁ。

そういえば、今週水曜のたまむすびで少年隊の錦織が明菜の事面白く語っていたんだけど「明菜さんとは年が同じで当時明菜さんとはレコード会社が同じだったがワーナーパイオニアの中では全然身分が違っていた。(明菜が)レコード大賞取った時は元旦にコンサートが控えていたけど夜中にパーティに行かなければいけなかった。「中森明菜さん受賞おめでとうございます」と後輩として言いに行った。あの頃明菜さんはワーナーパイオニアの女王様だったから。僕たち(少年隊)はワーナーパイオニア小作人と呼ばれていた」←podcastだと身分とか小作人はカットされてたわ。

http://www.tbsradio.jp/tama954/index.xml


明菜はやっぱりワーナーパイオニアに居続けるべきだったんでしょうね。もう仕方ないことだが。

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明菜パイオニアのヘッドフォン使ってたよ!あはは!ワーナーパイオニアの女王健在!



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