津々井まり「愛すれど心さびしく」

音の小箱 #音楽レビュー
再発後気になっていたら入手困難っぽくなってたまたま定価以下で見かけたのでゲット。こういう再発ものって買ってそれっきりにしてしまうのが多くて困ってしまうのだけど、これは、いいものよ。ヘビロテ。このアルバムはテーマが一貫している。ブレない。「愛すれど心さびしく」としかいいようのない片道大滑走が延々続くのでこんなこと続けていたらそりゃ人間ぐれますわって具合に後半ぐれぐれでいい展開です。「恋は地層の果てに」って、きっとすごいパワースポットだと思うわその地層。行ってみたいわ。「悪女のためいき」とかもう軽く仰け反りそうでとてもいいし、「たとえば貴方ともういちど」は手遅れ感満載の虚無感が最高。そりゃそうなりますよねやっぱり。てやんでぇバローちくしょーのチビ太のようなアルバム。傑作。








DL-109用のA'pis製の交換針をちょっと前に入手したのだけど音の傾向は好きだけど、内周での音の鮮度の落ちっぷりがどうにも気がかりだった。この度オークションでデッドストックの未開封純正針を入手してみたら内周で音の鮮度落ちないどころか、再現性すばらしいんでやっぱり純正って重要だなってつくづく感じた。目論見の音は純正でないと再現できないわけだわ。やっと地に足が付いた感じ。




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