増田けい子「恋するお友達」

消費税増税前になにを無駄遣いしてやろうかとたくらんではいるんだけどね。

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ソロでは「すずめ」くらいしか印象がない増田けい子のセカンド。82年リリース。
ピンクレディー以降の活動でやたらと苦労話ばかりが出てくるのがミーだけど、ケイに関しては特にそういう話は聞かない。調べれば出てくるのかも知れないけど、特に探してまで知る必要も無いだろう。このアルバムも作家群だけを見ていると、普通に恵まれた活動されてますなという印象。ユーミン加藤和彦安井かずみ竹内まりや大貫妙子来生たかお/えつこ・・・。ケイちゃんが音楽界の中枢と何らかの形で繋がっているのでは?と勘ぐりたくなるほど豪華。でも、音の方向性とか、世界観の構築とかそういう部分に関してはそれほど突き詰めた様子はなく、いや、全く突き詰めた様相がなく、一応ソロ活動のブレイクポイント「すずめ」風のみゆきものは踏襲しとくべきだろと思うけど、どちらかというと早くも払拭傾向。
所謂、ケイちゃん特有の薄幸気質が爆発しているような内容にはなっていないということです。
帯キャッチの「よりポップに、よりホットに、ちょっぴりセンチメンタルに」のまさにその通り。
そんなケイちゃん誰が望むのよって感じの、脳天気&アンニョイな内容にほんととまどいも一入よ。
唯一「とまどい」のボーカルの独特の湿っぽさには、降参した。心中の歌に聞こえる。
絶対このカップルは死んでいる。「あなたは冷たい人」って遺体って意味にしか取れない。
「恋するお友達」ってタイトルも他人事のようで何とも謎。









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