はぐくみ

先週の土曜日(9/7)ニイニイゼミを聞いたがたぶん今年最後かも。
ミンミンゼミもだいぶ少数になった。アブラゼミも多くはないがまだ居る。
底がさがった分ツクツクボウシが目立ってはいるが数的にはそれほど増えているわけでもない。
クマゼミも先週までは鳴いていたが今週は聞かない。ヒグラシはとっくにいない。
今年は帰宅のルートを変えたので某寺のセスジツユムシ及びクツワムシは全く聞いていない。
やはり今年はアオマツムシは少ない。このまま秋が深まれば今以上のピークはないだろう。
窓近くにまでエンマコオロギが来て鳴いている。
都市部で昆虫は増えてきているとよく耳にするけど一度途絶えた虫や減りつつある虫が復調するほどには増えていないと思う。有り物が増えてきている。有り物がふえてるということはそれと競合する劣等種は圧され気味でもあるかもしれないが、明確な搾取関係がないのであればそれほど影響しあうものでもないのかもしれない。例えば、カマキリのような捕食する側が増えすぎたり、同じ食草を競合する一方が増えすぎたり、そういうのは特にないような気がする。そういったこと以上に、例えば、この虫は環境にとてもデリケートだとか、ちょっとした変化にも対応しきれないというようなことで虫というのはいとも簡単に姿を消す。螢とか言えば、見た目からか弱そうだしって話にもなるが、見た目ごついゲンゴロウタガメといった水生昆虫が繊細の極地だったり、タテハでは最強の風貌を誇るオオムラサキが準絶滅危惧だったりするわけだ。都心部で繁殖できる虫っていうのはそれなりにタフでしたたかだということだろう。
そこでたまに考えることは、どんな生き物も生存するためにサバイブしているというのになぜにあえてそんなに繊細で条件の悪い体裁で生き延びなきゃいけないような形になったのかということなんだけど、それはここ半世紀くらいの世の中や自然環境の変容が劇的過ぎたのでその中で淘汰されただけって話なんだろう。たまたまその変容と合致しなかったってだけ。でも合致(順応)できている虫も居る。順応できないっていうのはどういうことなのだろう。劣っているのかな?考え上げれば時の運みたいなもんだろうけど。
こんなことグチグチ考えるって私そうとう虫飼いたいんじゃないかしら?





コオロギが飼いたいんじゃないかしら?







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