9月には帰らない

勝てる気がしないと評価した新人はこころのカゼでひっそりと辞職した。外見的な評価に比べ、内面や仕事の評価はイマイチな感じだった。期待した分、拍子抜けした。私はいじめてないけどね。

毎年個体数を莫大に増やしつつあったアオマツムシが若干減少傾向にあるようだ。
特に8月中旬での個体数の少なさは例年にないレベルでこのままピークなく終わるかと思っていたが9月に入り増えてきた。でも、従来ほどの騒音じみた大合唱には程遠い。所謂、8月の熱帯夜をいっそう寝苦しくするようなウェーブが今年は来なかった。まぁ、今年の程度は私にはちょうどよかったが。
たまにこんな風に発生のピークがずれる虫が必ずいて、これは毎年誤差があるので体感的な実感でしか評価が出来ない。今年遅いからこの先ずっと遅いかとか、徐々に遅くなっていくとかそういうことは無いことが多い。たぶん、その年の気象とかそういうのがいろいろと関連しているのだろうけど結局はわかりようもない。
これとは別口だが、今年はミンミンゼミの個体数が多かった。ミンミンゼミは関東一円に多く分布するものの、地区によって個体数にバラツキがある。都内でも例えば皇居とか寺院とか博物館とか古い公園だとか古くからの樹木がそのまま残っているような場所には多く分布するものの、新興住宅地、開発地など土を掘り起こして木を新しく植え替えたような地域には殆どいない。なので都心でミンミンゼミが多く鳴いている地域は古くからの森林地帯の名残で特に掘り起こしたり植え替えたりすることもなくサバイブしてきた地域だというのがわかる。私の住んでいる公団は建築から既に40年は経ていて、越してきた20年前はそれほどミンミンゼミは多くなかった。ここ十年くらい底上げ的にあらゆるセミが増えてきてはいたが(ヒグラシは除く)今年はピンポイントでミンミンゼミが多かった。セミの場合、前年の個体数が全く基準にならないので(今年鳴いているセミは5~6年前に地上に出ていたセミの子孫)その5~6年前の個体数はどうだったのかしら?って話なんだけど、そんなの知るわけ無いし、そこまでは求めてない。とりあえず、今年は多かったってだけの話。新興地への進出が苦手なミンミンゼミも40年クラスのディケイドがあればそれなりに繁殖するんだなって話でした。


ミカドミンミンはセミ界の宝石。




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