うらべまさみ「悲しみよちょっとどいてちょうだい」

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82年リリース。
SDカードが読み込み全滅中でデジカメから転送出来ないの。
ハードオフで百円で入手。でも、見本盤で歌詞カードも帯もないのよ。
80年代やさぐれって基本信用していないのだけど、見つければ入手はしておく。そういうメンタル。
野本直美の「春よ来い、早く恋」も大友裕子の「傷心」も微妙だったぜ。
実は80年代流のやさぐれの正攻法って初期の山下久美子なんじゃないかって思う。
(でも山下久美子のデビューって70年代終盤かしら?)
この人はスター誕生出身みたいね。よく知らないけど。
80年代やさぐれ女流歌手特有の勘違いっぷりは濃厚ではない、かな。
やたら黄昏れたり喉涸らしまくったりとかそういうのではないです。
基本旅情フォークっていうのかしら?中島みゆき研ナオコ提供作風とかちょっと違うけど中村雅俊の「心の色」風とかさぁ、なんというか、無難に懐かしいラインです。楽曲そのものに際だった個性は無いです。声はけっこういいと思う。いなたい竹内まりやというか、たまにEPOっぽい。石黒ケイぽさもちらほら。低域から高域に声が跨がるときの唱法が似てるのかな?歌う世界観は全く違うが。
後半になると普通に歌謡ポップス調も入ってくる。B-3は中原理恵風。でもどう考えてもこういうの売れなかっただろうな。どちらに振れてもどっちつかず。やっぱり山下久美子という、その時代とリンクしたアイコンがある以上、立ち後れ感は感じますが、でも悪くないな。80年代女流やさぐれ特有の押しつけがましさが薄いのでそれはいいと思います。あっさりしてます。
そういう意味ではアクもあるのにそれほど古めかしさも感じなかった稲葉喜美子はいい塩梅だったんだな。(稲葉喜美子は80年代に入れていいの?よくわからないけど)稲葉喜美子ファーストが82年だって。それは凄いわ。よくデビュー出来たな。時代性が音から全く掴めないわ。


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