桑田靖子「ファーストキス」

音の小箱 #音楽レビュー
今朝の毒蝮三太夫のミュージックプレゼント、和光市の大鷹ラーメンだった。けっこう近所。
でもわたしあそこ練馬だと思ってた。和光なんだ。

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およげ！たいやきくんばりの陰鬱な冒頭のプロローグから始まる不細工少女のひと夏の大人への冒険譚。まーいにちまーいにちブスは男にバカにされて卑下されて～やになっちゃうよ～。下から食い下がって食い下がって好きとか愛とかどーでもいいんでとにかくもうどうにでもしてくださいどうにでもしてくださいと懇願に懇願を重ねて嫌われようが避けられようが絶対あなたに奪わせる、やらさせてみせると執念のロックオンの結果、最後に成就し大人の扉を開いたのも束の間夏も終わりでさよ～なら～という傑作としかいいようのない名盤。兎に角テーマと流れが一貫しておりアルバムとしての完成度がちょっと尋常ではなく、そしてこのアルバムのシンガーが桑田靖子じゃないと成立しない要素も多々あり、プロデュースってこういうことだよねってほんと思いますよ。






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