林寛子のベスト


ウィークエンドシャッフルに吉田豪でると思ったら地下アイドルネタかよ。かんべんかんべん。
林寛子のベストジャンクで入手した。70年代アイドルは疎い。私も好みがはっきりしてきているのでたぶん、ダメだろうなと思いながら聞いています。大まかにはダメです。こういうしゃかりきなボーカル好きじゃない。ただ気になるのはバックの方。こぎみよいアレンジだけど、やっぱり手数が多すぎてちょっと疲れるな。林寛子のこのボーカルスタイルは長山洋子が継承したね。でも、長山洋子の方が収まりが良かった。長山洋子のファーストは名盤だった。林寛子の元祖・素敵なラブリーボーイはラブリー要素皆無だな。ヤンキー要素なんじゃないかなこれは。乱暴すぎる。「私を自由に出来ますよ」ではなく「私を自由に出来るっつってんだろばろー」って感じがする。やはり70年代のアイドルって定義が曖昧だったというか、天知真理やアグネス・チャンがトップアイドルで突っ走った時点でいろいろな歪みが現場に渦巻いていたんではないかとこういうトップにいけなかったアイドルを聞いて思うわ。方向性や正解が見えてないのにアイドルに歌唱指導とか出来るわけないわ。結局一番無難に収まっているのがフォーク調の「緑の日曜日」。フォークのメロって歌い上げきれない抑揚だから、こういう元気すぎる声の人には拘束作用が生じて上手く収まる。アイドルとフォークの相性ってこういうことだったのかしらとプチ発見。






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