さばーびあ

昨日、恩多町のHARD OFFやや裏手の柿の木にカブトムシがいた。柿の木から樹液が出るなんて聞いたことはないので偶然いたのだろう。柵の中だし仕事の時間もありとりあえず仕事にむかい戻るとまだいる。柵の切れ目はないかしらと見渡すも無さそうだし、わざわざ柵を越える危険をおかしてまで捕まえるのもなんだなと思い諦めた。
生態系から見てもカブトムシの郊外での生息範囲はだいぶ回復しつつあるとおもう。車で走っていると町中でも轢死しているカブトをよく見かける。
私の小学生の頃は学校周囲のクヌギでコクワやブーチン(ノコギリクワガタのメスの俗称)は採れたけど子供達の乱獲によって一気に居なくなり、自転車で30~40分かけた雑木林に中学生にもなってカブト取りにいったりしていたけど、その頃でもうそこまで行かないと採れないくらい生息範囲は追いやられてしまっていた。
要するにカブト、クワガタといった甲虫類の一番の外敵は子供であり、子供の虫取りが減少の最大要因だったわけだ。サイクル的に自然に採れた時期から森の奥まで行かないと採れない時期を経て、子供達は「もうこの付近にはカブトムシはいない」という認識に至りカブトムシを捕りに行かなくなった。時間はたって子供達もそれほど虫に興味がなくなり回復期の現在になっても従来のような乱獲状態には至らず生息範囲を民家周辺にまで伸ばしつつあるようだ。それとカブトムシ自体がいまあまり珍重されない、というか、私の子供の頃はペアで500~600円したカブトも今は280円~400円程度で買えるようだ。人気ないのだ。クワガタは依然として人気あるようだけど、クワガタ買うのは大人だろうからな。




メルヘン
フレネシ
  新品 ¥1,511