黒いドレスの女

知世よ知世。
何が驚いたって中盤のディスコシーンでピンクの「スキャナー」がガンガンにかかってたこと。
当時、ピンクがかかってるディスコなんて本当にあったのかしら?そういうイメージ皆無だったわ。
知世が呑気にピンクで踊ってる裏では永島敏行がヤクザにボコられるわけだけど。
80年代の繁華街はなんか郷愁あるけど、まだ未開発の繁華街はこういうとこあるね。
もうちょっと寂れちゃってるけど。
終盤、永島敏行が成田三樹夫にふっかかって警察にボコられるシーン。
いつの間にか永島敏行の服がはだけていろいろ見えちゃってるんですが、なんなの?
永島敏行ってそういう役割なの?担ってるの?だとしたらそのポジションがなぜ永島敏行じゃなければいけなかったか、邦画における永島敏行の役割を検証するような場があれは伺ってしまいそうな勢いよ。
そして今の邦画における永島敏行的存在の不在は私達にとって不幸なのか幸福なのか。
もう、すごくどっちともとれるしどっちともとれないよ。
永島敏行問題。ここに提起しておくわ。