小向美奈子 凱旋帰国

7~8年前にCSの音楽チャンネルにいとうせいこうが若手ロックミュージシャン(はなれぐみ(SBD)、スネオヘアー等々)にロックの歴史を教育するという番組をやっていた。その中の部外者枠?番組的にはかわいこちゃん枠?グラビア枠としよう。そこにいたのが小向美奈子だった。小向は終始「ロック?そんなの知らないし興味ない」というツンツンな態度で一貫し、なかなか頼もしい存在だったのだが、気づいた時には安めぐみに差し替えられていた。安はちょうどリリー・フランキーJ-WAVEでラジオをしている頃でこの番組がテレビレギュラーの最初の頃だったと思う。安は相変わらずの同調共感路線で「ロックいいですよね」で番組ともいち早くうち解けていった。後に番組の出演者総出のイベントでサックスをたしか披露し、プロミュージシャンの中で一人素人といういたたまれない状況の中「健気で頑張っている私」という逆転構図を形成。現在のキャラの礎を築いたともいえる。そんな中で初期土壌を築いた小向の功績も忘れられつつあったのだが、でも結局のところ、ロックってなんだったのか。ロックで何を学んだのか。いまのところそれを一番実践しているのが、一番最初の卒業生、小向美奈子大先生。その人だと言えるわけです。
もはや小向がロック過ぎてその時点でロックも不必要だったということだろう。今後は音楽論としてのロックではなく生き方としてのロックを小向先生に講義していただく必要もあるだろう。

そんなことを帰国した小向美奈子をみて思いました。