相模原にナガサキアゲハ

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深夜ラジオバブルの最高潮ってAMとか関係無く、FMにみうらじゅん安斎肇リリー・フランキー菊地成孔がいたあの数年間の事を言うのだと今更ながらに思う。

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昨日、相模川沿いの511号線を相変わらずキリンジの「FINE」を大音響でかけながら「軽はずみなことはしたくない そうさ したくはないさ」とげらげら歌っていると路上に大きなアゲハの轢死体がひらひらそよいでいる。最初クロアゲハかなとおもったけど、重量感のある大きさ、モンキアゲハかなとおもったが、下のはねに赤い紋がある。さらに白い紋も混じっている。そしてアゲハ特有の下の羽の帯というかしっぽというか、tailが無かった。「ナガサキアゲハ?」いるのか?ナガサキアゲハ。相模原に。でもこれは明らかにナガサキアゲハ。実際見ればわかる。ナガサキアゲハのメスのあの重量感は他の黒いアゲハのそれとは全く違う。強いて言えばモンキアゲハの大形のものとかジャコウアゲハのけばいやつは似たところがあるが、モンキアゲハは羽に赤紋がないし、ジャコウアゲハは赤が煤けているし白紋はない。そしてモンキもジャコウも下羽にしっぽというかtailがちゃんとついている(ナガサキアゲハも南方の一部にはしっぽツキもあるが)。見まちがえることはない。トラックの往来の多い道なので遠くからトラックが載せてきてここで落ちたのかしらとか色々考えた。実際この道沿いにそれほど蝶は多くない。いたとしてもだいたいクロアゲハかカラスアゲハのたぐいでこの重量感あるナガサキアゲハが飛んでいれば一目でわかるはず。ならどこから来たのかしら?
今ネットで調べたら北限は茨城近く、栃木、福島でも繁殖例があるらしくもう関東でも珍しい蝶ではなくなっているようでツマグロヒョウモンと同様に温暖化の指標になっているそうだ。そうだったんだ。そうなんだ。近いうちナガサキアゲハ飛ぶ姿見られるかもしれない。うひょー。