みんな夏のせい

一週間前とうもろこし食べたとき噛んだ口の内側がまだ白くえぐれている。
私は歯並びが悪いし口の内側が常時むくんでいるのでよく口の内側を噛む。
たいがいの口内炎は自然発生的にできたものではなく噛んだからだ。
ゴリッと噛むたびにまたやったと思う。
周期的には噛んでいるが忘れるくらい噛まないときもある。
でも忘れた頃にやっぱり噛む。勢いよく噛むので口の中が血まみれになる。

先週だけで二カ所も車ぶつけた。駐車場のプレートと金網の礎。

この間テレビで「となりのトトロ」ちゃんと見た。
この映画って昭和30年代の所沢が舞台とか聞いたことあるけど今調べたら特に場所も年代も限定していないそうだ。(←これは逃げだろ。)
が、関東の集落であることは明らかなようだ。(人々の言葉使いからも関西方面ではないだろう)
だとするといくつか、腑に落ちない演出があった。
一つは母親が入院している病院から電報が届いて長女らが電話のある家に行くシーン。
明らかにクマゼミが鳴いている。
クマゼミは関西方面から南に生息するセミで近年の温暖化で生息地を北に拡大している種。近年関東でも稀に声を聞くことがあるが、日常的に鳴き声を聞けるセミではない。かつ、北上がここ十数年の温暖化と関連しているとなれば昭和30年代では関東では稀どころかまず生息していないだろうと断言できる。これは舞台設定をくらますために意図的に演出したのだろうか?それともトトロの森がそれだけの生命を包括できるほどの(気候天候を超えて)ちからがあるという比喩か?
だが、次のシーンであっけなくその疑問も消し飛んだ
メイちゃんが行方不明になって長女が病院まで探しにいくシーン。途中畑で農作業している農夫に長女が「小さな女の子が通らなかったか」聞く。農夫は「通れば気ずくはず」と答え、長女が草の生い茂った丘に登るシーン。
クツワムシらしきバッタ類の虫が逃げながらバタバタ飛んでいる。飛んでいるだけならいい。ガラガラと鳴きながら飛んでいるのだ。無理だろ。鳴く虫の仕組み知っていたら羽を開いて飛んでいる状態で羽をすり合せて鳴けないことなんてバカでもわかるのに。逃げながら鳴くバッタもいるにはいるが、あれは後ろ足使って鳴いていたり鳴く仕組みが違う。それにこの場面で鳴いている虫は明らかにクツワムシ。飛んで鳴くわけないじゃん。しかも声をフェイドアウトまでしてそれっぽく聞かせてさもいるように。それで私、気がついちゃった。宮崎駿って実は虫のことぜんぜんわかってないんじゃないかって。

そんなこといいだしたらトトロやネコバスの存在はどうなるの?とか言ってる人はどうかしんでください。