梶芽衣子ボックス「ベストコレクション」

届いたよ。
こうやって改めてポリドール音源聞くとわざわざ入れる必要あったかしら?と思う。方向性以前にクオリティ落ちてるし。それより「男・女・こころの哀歌」は必須だったな。これが聴けないのは残念過ぎる。「はじき詩集」「やどかり」といった名盤がやっとこさお目見えというのも感慨深い。特にファースト「銀蝶渡り鳥」。ところどころガンガン音程外しまくって初々しい事この上ない。この再発がなければブラックボックス化して封印されたままになっていただろう代物。ありがたいことだ。ボックス物の通例として歌詞カードが冊子で共通なのだけど、こういうオリジナルアルバム復刻に関してはそれぞれで入れてくれればいいのにね。バラ転売防止なのかね?「やどかり」のA面は全曲中村泰士だったんだ。当時テイチクスタッフも相当頑張ったね。阿久悠に吉田旺なんか起用して前作の方向性を作家の力量で繋いだ感じだ。だけど大野雄二の破天荒さばかりが目立って正統が地味なのが惜しいですな。あと「はじき詩集」「やどかり」はWジャケの見開き部分のデザインが秀逸すぎるのでそのあたりがちゃんと復刻されなかったのはアナログは手放しちゃならねいぞという指令なんですかね。SHM-CDはそれ特有の音の良さは実感できないけどテイチクの元音源はそもそも音質よろしいのでその辺りは損なわれずに再現されていると思います。アナログ→デジタルの違和感もそれほど感じなかった。特に大野雄二音源は今までのCD音源だとアナログと雲泥の差があったが今回のは感じなかった。(ポリドール後期音源は元音源の音の悪さもそのまま再現されているが)

────────────────────────────────────

江戸川橋垣花正見かけた。これで二度目。この辺に住んでるのかしらね。