小泉今日子「マイ・ファンタジー」

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隣町の駅前の図書館はいついっても自習机が埋まっていて自習には使っていなかったが、今日は開館に合わせて行けそうなので狙ってみた。会場5分前で既に15~20人の行列。図書館って行列とかあんのか。会場と共にみんな机へとなだれ込む。ここの机は窓際側一面が机になっており、ざっと30席くらいはあるのだろうか。そのなだれ込みで七割は埋まった感じだった。机に座ると、上の鉄パイプが蛍光灯になっていてなかなかいい。これは実際に座らないとわからないしようだ。気に入った。だが、昨日辺りから鼻がむずむずしてティッシュを鼻に当ててないとだらだらになる。仕方なく鼻にティッシュを挟んだ状態で自習開始。暫くすると隣にざこば似の首筋ガビガビアトピー系ずんぐりむっくりが座った。彼は盛大にハローワークの求人票を広げ、履歴書を書き書きしていた。あまりに盛大なので見ようとしなくても個人情報だだもれだ。もっと年上かと思ったら三つしか違わなかった。私もよくよくジジイなのだわ。一時間くらいすると鼻にはさんだティッシュが飽和を越えぐっしょりになるのでその度にお手洗いですっきり洗浄するも席に座ると同じ状態になる。そのうちざこばさんも履歴書記入を終え帰ってしまったし、私のティッシュも尽きたので帰った。帰って「今日は鼻が出て勉強捗らなかった」と五十三歳の同級生にメールしたら「あんさんそれは花粉症かもしれませんぜ」と痛い忠告。ずっと他人事とおもっていた花粉症がついに私のみにも降りかかってきたようです。ああまいった。

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キョンキョンのファースト。キョンキョンのアルバムって「ウイスパー」以降しか聞いてなかったのでなんでだろ?と思いながら初期キョンキョンを借りてみた。これは素晴らしい。キョンキョンのアルバムでも五本の指に入る傑作。ビクターのアイドルのデビュー作って伊代ちゃんもそうだったが、こういういなたい音をこさえてくるのか。このいなたさが「清純さ」というか「処女性」というイメージだったのかしら?すでにかなり古い手法な気がするが正攻法であるのはこのアルバムの出来から考えても確かな気がする。キョンキョンって歌い方全然かわらないな。上達するのりしろもがないというよりは、ここで完成しているととるべきか。なにせキョンキョンのデビューシングル「私の16才」ってのがキョンキョンの歌い癖が最も顕著に出る様に作られた奇跡みたいな曲。アクセントで力むと引っ込む感じ、「赤いリラの花~」の花でひっくり返る感じ。「ねぇ~えぇ~」と三回畳みかけはち切れる展開。キョンキョン節が輝きまくりの楽曲。こういう歌聞くと「キョンキョンってもしかしてものすごく歌上手いんじゃないか」みたいな錯覚に陥るので怖い。これはかの浅田美代子が子音で外し、母音で合わせるという神業を展開した時に感じたそれに近いのかも。winkの鈴木佐智子が「背徳のシナリオ」で「涙ひとつ忘れない」の「ない」の音程が歌うたび違っていてどれが正しいのかもはや判別不可能な感じにも通じる神業感を感じる。winkは年々私の中で存在を大きくしている。Perfumeと比べたら0:10でwinkだ。船山基紀期(愛が止まらない~one night in heavenあたり。一般的なwinkのピーク時)もいいが、winkといえばやはり門倉聡期。90年代のポリスターサウンド門倉聡そのものでしょ。まあwinkは又の機会に。