伊集院光「日曜日の秘密基地」が三月いっぱいで終了

放送「十周年目」にして「終了」。
今日の冒頭のトークで「ホリプロは番組開始当初にこの番組を踏み台にテレビのニュース番組になんて思っていたようだが買いかぶりも良いところだ」みたいな発言もあったが、伊集院自身、終了発表後に「あくまで自分から辞めたいと申し入れた。TBS側も受け入れてくれた」「自分自身この番組に慣れすぎてしまった」「深夜ラジオをやり切る」と言っていたことを鵜呑みにすると、これは「伊集院生涯深夜ラジオ宣言」と受け取って良いのだろうか。それとも今は言えない大人の事情があると思うのが妥当だろうか。すべては番組終了後に明らかになるとは思うが、番組終了の裏で大きな決断を伊集院がしたことは確かで、終わって何も始まらない、変化がないというのは考えずらい。「昼ラジオ」という、伊集院の今後のラジオ人生における大きな未来が伊集院自らの手で絶たれたということは、もっと大きな成すべき事が出来たと考えるのが妥当だが、正直私にとって伊集院は「ラジオの人」で「テレビ」は無いと思ってる。それは本人が一番理解していると思う。仮に会社側からの圧力があったとしても、とても上手くいっている昼のラジオを終わらせてまで他に回すというのは(でも、今日のラジオで伊集院が「番組スタッフがしょっちゅう変わる」みたいなこといってたなぁ)リスクが大きすぎると思う。あとスポンサーがどうのみたいな発言もあったが、その辺で引くに引けない事情が出来たのだろうか。辞める理由にはほど遠いか。男40才。色々考えるところがあったんだろうな。そういえば、浅草キッドとのトークの中に「自宅にスタジオを作って一回いくらかでも家に投げ込んで聴いてもらえるようなラジオがしたい」みたいなことを言っていたけど、そちらの方向かね? 伊集院が番組終了を竹内アナにだけ打ち明けていた(たぶん、放送直前)というエピソードが印象的だった。

先週のバカ力聞き直してみたんだけど、なんとなく答え見えてきたような気がしてきた。伊集院はここに骨を埋める覚悟ってことでいいのではないか。芸人としてここで死ぬ覚悟が出来たって事ではないか。40過ぎて、深夜ラジオを何処までいけるか、どこまで極められるか。続けられるか。そのために迷い絶ったってことではないか。60の伊集院の深夜ラジオなど想像もできないが、伊集院が今目指そうとしているのはそういうことではないのかとふと思った。運命共同体、構成渡辺くんと共に。