進化する伊集院

伊集院の生え際がこのごろいっそうボールドかかってきたように見えるんだけど。
伊集院ってもともとサラサラの猫っ毛で、ふんわりした髪だった。
20代後半あたりで、分け目が目立ち、散らかりだした時期があった。
だが、ある日突然、目立たなくなった。
そしていまや、生え際も分け目も退化どころか進化している。
リーブ21? 和田アキ子(事務所先輩)のご推薦か?
いや、伊集院が進化しだしたのはそんなのよりもっと前の話だ。

かつて、一番身近な同僚が実はヅラだったというSのヅラ早見分けはこうだった。
その一 天候をやたらに気にする(雨、風に弱い)
その二 かぶりものはしない。(仕事上、帽子着用の場所でもその人だけかぶらずお咎め無しだったので後から思えばおかしいと思ったらしい。ちなみに関係者は了承済み)

そして、決定的な、私が最も納得した理由がこれである。
その三 髪型が変わらない。

私はその時、その人の過去の髪型を走馬燈のように思い浮かべ、目から鱗が落ちたのだった。どんなに精巧なかつらにも、アキレス腱はあるのだった。

そして、伊集院。確かに髪型は変わっていない。でも進化している。
進化。それでいいじゃないか。
仮に伊集院がかつらで、それが暴かれたあげく、爆笑の太田に「伊集院もヅラだって?」なんて執拗にいじられまくったりでもしたら、メンタルの弱い伊集院がどうなってしまうのか、それを考えるともう、お察ししますとしか云いようが無いじゃないの。

私は祈る。
伊集院がヅラでありませんように。そして、たとえヅラでもばれませんように。