猛毒「キャメルクラッチ」

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「基本に立ち返る」という作業はやはりとても重要なことで、それはたとえば、自分のアイデンティティーのようなものを再確認する作業でもありますし、そして日々揺らぎがちな自分の立ち位置を再確認、はてまた全肯定するにまで至る大切なプロセスだったりします。嫌なことが続いたらとりあえず「これはプレイ」と思いこみ、それで収まりきらない時は「ぜんぶ夢」にしてしまうことはみんなのこころの処方箋の基本として今としては誰もがやっていることですが、それでもはみ出してしまうような時は無理しちゃ行けませんよ。そんなときこそ解放が必要なのです。囚われ人のままではいけません。どうしたらいいかなんてもうどうでもいいのです。私は変わらなきゃ行けないなんて事は全くありません。がんばろうなんて誓うなんてばかげている。まわりなんてどうでもいいわけです。ちゃんとしましょうなんて、考えることナッシング。このままでいいじゃない。というより、このままがいいじゃない。野に咲く花のようでいいじゃない。オコソトノでいいじゃない。Guts Deathでいいじゃない。窓の外はガッツ石松いいじゃない。作文コンクールいいじゃない。そう。ぜんぶいいんです。全部それでけっこう。そんなあなたを笑う人がいてもそれでけっこう。いいんです。大丈夫なんです。そういうことを根本的に教えてくれる教典的な内容を持つ猛毒の音楽は現代日本人の欠けたこころを埋め合わすには十分な逸材であると昔からずーっと思って居るんですよ。マキマキ。で、この四枚組ボックス、ライブ音源が中心で全体的に浅い作りなので私的には一家に一枚薬箱的名盤「これで終わりだと思ったら大間違いだ」「お前はどこのワカメじゃ?」や、外れ無しのシングル群をお奨めしますが、仮にそうだとしてもこのボックス、ジャケの黄色部分が蛍光材で発光するなんて今知りました!日本の癒し系最前線は猛毒の独壇場だなぁ。スッキリ!