陽水「バレリーナ」石川セリ「星くずの街で」

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陽水の「バレリーナ」。昔、FM東京の深夜番組で陽水のコンプリート放送があったんだけど、その時聴いたアルバムではあるが、それほど印象に残っているアルバムでもない。会社の知人の家に行った時に目に付いたので借りた。
石川セリ「星くずの街で」今日、ユニオンで購入。300円。見本盤。
早速、レコードをかけながらパソコンに取り込んでいるのだけど、音が良くない。どうせレコードのコンディションが悪いのだろうとたかをくくってはいたのだけど、ちょっと心配になって針を交換してみた。悪い予感的中。音質劣化原因はレコード針でした。ってことはですよ、今年あたりになってからパソコンに取り込んだ音源って、全部、劣化針の芳しくない音の状態だったってことですか?あ~あ。全部取り直そうかしら。図書館で借りたのもあるし、それはもう、借り直す気力ないなぁ。しかし、新品針のクリアな音聞いちゃうと、レコードって、やっぱり音良いわ。陽水の、83年のBANANAっていう気鋭のアレンジャー(当時)がアレンジしたすっかすかのこのアルバムでさえ、音がよく聞こえる。(劣化針ではボロボロだったけど)。この当時BANANAってアレンジャー、よくクレジットで見かけましたね。安全地帯の「雨に濡れたふたり」とかもそうじゃないかなぁ。シンプルでメリハリがあって、鋭利なシーケンスが必ず入るってかんじのアレンジ、流行ったよな。正直、今聞くと厳しさ半分、後半分はいがいとあっさり気味でそれほど飽食しないかなって感じ。良くも悪くも時代の音ですね。そして、後に影響を及ぼしたりすることもない、使い捨てな音。正直、この頃の陽水って「どうしてアレンジこんなにこだわらないんだろう?」ってくらい節奏なかったよな。奥田民生と組むようになってやっと落ち着いたってかんじで。
石川セリ「星くずの街で」81年作。ジャケの顔、山本モナにそっくり(特に、裏面)ユーミンの「手のひらの東京タワー」のカバーなども収録(この曲って、野宮真貴もカバーしてたよな。意外と人気ある曲なんだな)。音的に言うとあまり好みな音ではない。悪い意味での典型的な80年代ポップス。80年代のポップスってなんで退屈なの多いのかな?松任サウンドが身に染みすぎているのかな?あれじゃないと満足できない耳になってしまったのかしら?聖子ちゃんなどで市場ブランドの囲い込みも成功してユーミンが上り詰める下地が組上がるのがこの頃だよね。だけど、ユーミンの最初のメガヒットの起爆「Delight slight light kiss」は打ち込み主体で嫌いな音だった。「Dancing Sun」でやっと生音っぽくなったけど、時既に遅しってかんじだったもんな。私にとってのユーミンって「アラーム・アラ・モード」までだなぁ。話ずれまくってしまったけど、新しいレコード針で聞き直したら、このアルバム印象変わった。やっぱり音質って重要だね!曇りが一枚剥がれた感じ。レコード針交換のタイミングってほんと最重要課題だなぁ。