細野晴臣「Harry Hosono Crown Years 1974-1977」

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細野さんのクラウンボックス買いました。これ、紙ジャケってことでしたけど、いわゆる、輸入盤Maxiとか廉価版ボックスなどによくある、背のない薄いジャケにCDが素で封入してあるタイプのやつで、これにはちょっとやられました。インナー、歌詞カードなし(歌詞はブックレット内にあり)しかし、内容的にはそんなマイナス点を軽く凌駕するかなり充実したもの。前宣伝でもあったように「どうせ、DVD目当てでしょ?」と思われる方多いと思いますが、まだDVD見てないんですが、映像はあちらこちらで部分的に既出してきたものなので、初ソフト化というところで価値はありそうですが、もっと重要なのはブックレットの方です。これは凄い!読み物としても凄いですが、見ても凄い。とにかく当時の資料を片っ端から集めて載っけて、当時のスタッフにも聞けるだけ感想聞きまくって、細野さんも語りまくって、当時のインタビューなんかも載せちゃたりして、当時のレコード告知、ライブ告知、アルバムジャケのデザインのラフ画、版下、没画までも載せているんですから。よくこんなに残っていたものです。こっちに手間取りすぎてジャケがお粗末になったんではないかと思うくらいです。音質の方ですが、元々オリジナルの音がいいのでそれほどの変化は感じませんでした。あと、このボックスを企画したクラウンの偉い人は、発案の三ヶ月後にお亡くなりになったそうです。なんとも不思議な因果のあるボックスになりました。ちなみに、細野さんこの頃前歯一本無かったそうですよ。DVD見ればわかるかなぁ?

あと、DVDじゃない方のライブ音源ですが、FM音源並みとまではいきませんが、音のミキシングもいまいちですが、ノイズも少ないし、音に広がりがない分、こぢんまりとしていてこれはこれでいいかなと思いました。ものすごい勢いのある「ファイアークラッカー」も聞けます。