高いあの窓で
市井アイドルの鑑
DENONの中級SPケーブルAK2000が安かったので試しに入手。
交換前まで付けていたのがKENWOODのK'sシリーズのOFC SPケーブル。
DENONのケーブルは高域が洗練されている感じ。高域の明度が明るい。刺さるような刺激感はない。
中~低域は若干薄いのに、その下に深い低域がぶら下がるのでバスドラのアタックなんかが、ボリュームを上げると急に出始めたりする。全体を見渡すと、中域の厚みの足り無さゆえかすっきりしすぎている。音は鮮明で繊細なので細かいところまで聞きたい繊細な音源には向いている。高域の余韻感、エコー感まで出せる感じ。やかましいロックや迫力を求めたい場合にはパワー不足かもしれない。
ちなみにKENWOODのOFCは、中低域が厚い。高域はこもるとまではいかないけど、DENONのこのケーブルと比べれば相当まろやかな印象。解像度とか明度感はそれほどではないけどバランスとしては特に不満はなくパワー感もある。割と音楽を選ばない。
結果、かなり好対照なケーブルだった。
解像度あれば高音質に感じるのかしらとか勝手に思っていたけど、音が華奢になると、全体が貧弱に感じる時がある。これも音源次第かしら。慣れたらたぶん忘れてしまう違いなんだろうけど。
Maki Asakawa [Analog]
Maki Asakawa
Maki Asakawa