二度と二人は見つめ合えないけれど

担当が今年に入って8人、担当変更、中止を含めた逝去人数が10人になった。
因果な仕事とはわかっていたけど、そういう側面でみれば私たちの仕事は看取りであり弔いでもあるわけだ。
人の寿命は見た目では判らない。杖もつかずに九州まで電車で行ける人があっけなく亡くなったりもすればほとんど反応もないような状態でも生きる人は生きる。ガンや進行性の病変を抱えた人は元気そうに見えても急に変わることもある。脳梗塞脳出血は不自由そうにみえて症状が安定していればそうそう変わらない。認知も変わらない。あと糖尿病は発症してもコントロールさえきちんとしていれば特に寿命に差し支えない感じがする。

私も四十路の階段をもうすぐ登るわけで確実に人生の半分以上は過ぎていつまでこういう暮らしを続けていけるかしら、後半はどういうふうに身を振って荷を下ろしていこうかなって考えることもあるの。









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