ダメなときはダメ

今日(開けて昨日か)はニイニイゼミの初鳴きを聞いた(数匹)ミンミンゼミも聞いたけどこれはどっかのテレビから流れていたものかもしれないので定かじゃない。去年は七月一日にニイニイゼミ聞いた気がするから今年は遅いのかな。

気が付いたことと言えば、一昨年は窓際で賑わっていたヤモリが去年は一度も見ず、今年は居る気配すらない。これは単純に私がなんらかの加護を失ったって事なのかしら?それとも出玉を尽くしたって事かしら?私はいまぬるま湯的な状態にある様にも思う。ヤモリが出ていた頃は兎に角金欠だったし、無職だったし、近所のゴミ捨て場に棄てられた古本を拾ってオークションに出して月数万稼いでいた頃だ。公園にもよく夜歩きしていた。そういう意味では闇に身を晒す様なくらしっぷりではあった。今は夜歩きもしていないし、拾遺運はからっきし落ちた。闇に身を晒すということは闇から何かを背負ってくることでありそのことで目が冴えたり視界が広がったり目敏くなったり気配を感じたり周囲に過敏になって一部闇と同化する状態をいうのだろうか。人との日常では培われない感性が妙に冴え渡っていたように思う。闇から遠ざかり私の憑きものは闇に還ってってしまったようだ。これはとっても無防備な状態だ。やはり私は健康とかそんな目的じゃなく、体を闇に晒さないと個体として完全な状態を保てないのかもしれないよ。まいったね。