昨今の絶叫型演技について

TBSラジオで『あしたのジョー40周年特別番組“矢吹丈力石徹”完全実況中継』やってるんだけど、カオス過ぎ。

http://www.tbs.co.jp/radio/topics/201001/001719011000.html

試合の合間に流れるCMだけがやけに本気っぽい。
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最近のドラマってなんですぐ絶叫するんだろうね。感情表現のレパートリーが単一化しすぎなんじゃないのかね?絶叫なんてそんなしないだろ?そもそも絶叫型演技の雛形って大映ドラマの「スクールウォーズ」とかでしょ?あれなんかは「デフォルメ」としてやりすぎだったわけだし、だからこそ今でもギャグとして残っているわけだし、当時でさえ「おかしなもの」として認識されていた代物なのに。なんでここ数年でその「悪い慣習」がスタンダード化したんだろう。ヤンキードラマが横行して立て続けにヒットしたもんで一気に希求力が増したのかしら?景気悪いから演技だけでも活気だしていこうってことなのかしら?そもそも演技力がないので絶叫でカバーしていこうということなのかしら?でも逆よね。絶叫でセリフが被っていく様なシーンってだいたいに置いて学芸会の域を脱しない。アホっぽいのだ。セリフもアホっぽければ演技もアホっぽく演出もアホっぽい。ステレオタイプにも程があるありきたりな展開しかもたらさない。こんなの挟む必要あるのかしら?絶叫によって画面が盛り上がるとでも思っているのだろうけど、みなさんどうなんですかね?私はかえって単調にしか見えないんだけど。どうせやるなら「ものすごい斬新な切り口の絶叫演技」なんかを目指して欲しいのだけど、そういう物ではないみたいだ。ちなみに佐藤隆太が画面に映った時点でチャンネル変えます。