鈴木あみ「Reality」

イメージ 1

今朝の夜明け前、武蔵浦和埼京線ホームで新幹線が通り過ぎるのを見たんだけど、カモノハシ型の新幹線って怖すぎ。ライト赤いし。新幹線のあの独特の高周波数の軋みもまた不気味で。車体が遙か遠くにあっても、もう近所の線路がキィキィいってるんですもの。あの駅の辺りはちょうど速度が増してしかもカーブだからよけい線路が軋んでる気がする。
 鈴木あみのひらがな表記時、ソニーでのラストシングル「Reality」は、なんだか懺悔みたいな曲です。曲そのものはバラードとしては歴史的ながっかり歌唱の「OUR DAYS」の続編的な内容ですが、あちらが上り坂な心境であれば、こちらは下りという感じであります。リズムが消えて曲調が変わると、独白のような懺悔がどーっと語られるわけです。そんな場面の変換が二度ほど訪れまして、どんどん深刻化していくんですね。交互にくるわけです。平穏モードから深刻モード、また平穏、そして深刻と。それがたまらなくいいわけです。カップリングの「Dancin' Hip-Hop」がザルもいいところの空っぽな曲なのでその対比もひどいもんです。捨てもいいとこです。で、ラストにボーカルトラックのみの「Reality」がまた来る。これがまた懺悔。岐路っていうのか。Maxi singleなんてほとんど聞き返したりしませんが、この「Reality」はたまーに聞いてしまいます。