会話と鮮度

期末テストも終わったので久し振りに小遊三似のおじさんと会ってきた。正直だんだん辛くなってきて期末テストを条件に合うのを敬遠していたのだけれど、その期末試験も終わってしまい合わぬネタも尽きたのでとりあえずあった。今回の話題はとりあえず、先週小遊三似さん(以下、似さん)が大阪に行ったことは知っていたのでその顛末(たぶん大阪の占い師にあってきただろうこと)を聞くことに重点を置くことに決めて不毛な学校関連の話題は受け流すかあるいは全否定することに決めた。私としてはすぐに本題いって、あとは受け流していこうと決めていたので冒頭いきなり「大阪どうでした?」とふったがもったいぶってなかなか言わない。世間話を紆余曲折したあげく、秋葉原のあの事件に至ってもう退屈の頂点。加藤の心理分析をしだしたので死にそうになる。会話の合間合間に否定的な相づちをうちつづけた。それがすむと退学した学校批判になりだしたので、すぐさま鎮火。こちとらもう大阪しか眼中にないんです。早く言ってくださいよ大阪。お・お・さ・か!おおさかまだぁ~~~~?
結局、似さんがひととおり話し終え一段落した時に「大阪いかがでした?」と振ってようやく大阪の話題になった。占い師との出会いの顛末から事細かく話し始めたので「名刺もらったんですよね?」と挟むと「見せてたっけ?」なんて軽くとぼけるのでほんとこのひとひっぱるなぁ~なんて思ったのもつかの間、大阪の話題はあっけなく終わった。
「(占い)見てもらった。まぁどこで見てもらっても大体同じだね」。
終わった。ここまでひっぱっておいてこれだ。埋蔵金はありませんでしただ。
失望感全開の私を余所に大阪の占い師批評をしだす。占い歴50年の老舗だがいわゆる民間占いレベルの占い師(民間占いというレベルもよく分からないが)で、大体否定的な内容(結果。悪いとか死ぬとか)の占いはしない。門下にいっぱい生徒がいて教えている(←これは要は私にこの占いの先生がいかに権威があるかを伝えたいらしい)そこで私が「ということはこの老先生は一線は退かれて今は門下の養成にあたっているんですね」と挟むと得意の「それは違うんだけどね」と言って、ぜんぜん違わない説明をしだす。あーそうですかーそうですねーよかったですねー。で、大阪ほかになにか寄ってきたんですか?
「寄らない」
そうですか。寄りませんか。寄りませんよね。聞いた私がばかでした。
結局その後、似さんが在学時に目の敵にしていた学級委員のY氏批判を一通り受け流して別れた。私は何のために似さんと合うのか自問自答なんてひさかたしていなかった感情を呼び起こされている。