昭和歌謡レコードの行方

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このあいだ、高田馬場にいる知り合いの家に行く途中「今洗濯してるからゆっくり来て」ということだったので、昔よく行っていたレコード屋によろうとおもってその付近を彷徨うもどうやら閉店してしまったらしく見当たらなかった(馬場の駅前にある宗教団体のホールの脇道を暫く入ると昔銭湯があったありの迎の角っこにあるジャズのアナログが充実していた店)。考えてみるとこの付近を歩くのってもう十年ぶりくらいだ。しばらくふらつくと雑居ビルの下にレコード屋のすごい汚い看板が見えた。店外に百円コーナーと三枚五百円のコーナーがあったので物色してみる。筋がいい。百円コーナーにしては筋がいい。そこらのハードオフで見かけたら即ゲットな盤がぞろぞろ出てくる。三枚五百円はややロック寄りで好みではなかったが悪くはない。店内もみたかったが待ち合わせがあるので閉店時間を確認してまた来ることにしようと看板等々みわたすも、どこにも営業時間が書いてないので店に入って店主に聞いてから一度店を後にした。知人にあって知人と再度店にトライする。で、その時買った盤がこんな感じ。
《百円》
小柳ルミ子昨日・今日・明日
西川峰子「あなたにあげる」
内山田洋とクールファイブ「ヨーロピアン・ラブ・サウンズ」
高田みづえ「そんなヒロシに騙されて」
村下孝蔵「汽笛のきこえる街」
増位山「夜のムード歌謡」←怨み節収録。
森昌子「あの人の船行っちゃった」
《三枚五百円》
フランク永井「豪華版大全集」
《五百円》
小柳ルミ子「来夢来人」
松尾和子「再会」
由紀さおり「GOLDEN DISK」

この店の換算方法はちょっと変わってて、二枚組のアルバムは×2になる。店内の在庫はそれはもう宝の山であったが、私の財布とつりあいがとれないので手は出なかった。私が買うのはあくまで高くても500円程度のジャンキーなレコードだけである。店主も歌謡曲系のレコードに造形があるようで、私の購入レパートリーをみていろいろ話してくれた。店の従業員がバンドマンで地方に行くたびにたくさんレコードを仕入れてくるとか(たからこんなに在庫がいいのか)。今スキャットがブームだとか。松尾和子のコレは500円はラッキーだとか。ちなみに百円コーナーのレコードは筋はいいけど、状態は可~不可といった感じで、クールファイブの盤なんかは状態さえよければ相当なレアものらしいけど、ソリあり、溝破損あり、もちろん針飛びありという惜しい盤であった。その他の盤も、底抜け、カビ、傷、歌詞カード無しなどダメージがあるものなのでその辺理解して買わないといけないけど、それでもいい筋には違いない。近いうちにまた行こうかなと思う。