不味い焼きそば屋

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今日入った焼きそば専門店は最悪だった。いままで「好物に上手い不味いなし」と思ってきたけれど、そんなの絵空事だった。ぺやんぐ以下、UFO以下の店の焼きそばが存在したのだ。しかもこの店やきそば専門店なのだ。看板が焼きそばなのだ。それなのにこれ。だいたい店に入ったとき変だなって思った。テーブル席二つ、いす席四つだけにもかかわらず何故か食券方式。もちろん昼時なのに客なんて居ません。すごい無駄。とりあえず、焼きそばがうまければオールオッケーと思い注文して席に座る。焼きそばなんて直ぐ出てくるのかなと思ったらこれがけっこうかかる。15~20分くらいまったころ「おまちどおさま」となんか黒っぽいのが出てきた。お皿に黒っぽいの乗ってる。私、大盛りで百円増し注文したのに大盛り感皆無の黒っぽいのが皿の中央にベチャっと乗っかっている。初見「凄い不味そう」。明らかに焦げている。いわゆる強火でカリッと焦がしたというんじゃなく、じんわり焦げている。具も、麺も。でも、口に入れたら上手いって事もあるよなと一口食べてみる。「見たまんまの味・・・」うわぁ。全ての期待は失望に変わり、とりあえず平らげてしまうことに集中。もう、青のり紅ショウガがんがんかけて味誤魔化しながら食い進んでいたらなにやら店主が話しかけてくる。この店は開店して一年ほどだがもともと麻布で繁盛していただの、来年から夜はお酒やおつまみも出すとか、麻布の客がわざわざこちらまで食べに来るとか、うちのソースは自家製、しかも仕込みが毎回違うので味が変わる(それっていいことなの?)だの、昼前には麺が無くなるから直ぐ店閉めるだの、あーーこれって、ちょっと前に見たことがある光景だぞ。そうそう、みのもんたがやってたダメ飲食店を救済する番組。あの中でせっかく師匠が上手い作り方を直伝してくれたにもかかわらず次回に訪れたら再び閑古鳥で作り方も自己流に逆戻りっていう店主。で、みのにものすごい勢いで説教くらってる、あれだ。あの感じだ。ほんとにこんな店あるんだなぁって思いながら、やっぱりさ、お店ってこういう勢いのある人(腕前じゃなく)がいきあたりばったりで開店したりするもんなんだな、慎重な人はなかなかこんな大胆な事出来ないよななんて、感慨深く思ったりしました。ほんとまずかった。